4月15日に書いたこちらの記事がたくさんの方に読まれています。

今回の地震の正式名称を気象庁が発表「平成28年(2016年)熊本地震」 

SNS等で情報は簡単に拡散させるようになりましたが、だからこそ正しい名称が気になるのかもしれません。

また企業、行政、団体の広報担当もウェブサイトなどに震災に関する情報を出す時、気をつけるべき点は、正式名称を含め情報が正しいかどうか

特に震災時は人々は緊急性を感じて情報を集めている時に、発信側が誤った情報を出していたら、炎上する可能性もあります。

地震の命名基準はどうなっているの

地震の命名をしているのが気象庁です。

こちら、顕著な大地震や豪雨などが発生した場合、名称を統一することにより応急対策活動等に資するとともに、将来に記録しておくべく資料として記憶に残すよう、災害を引き起こした地震等の「現象」について命名しているそう。

以下気象庁のサイトから引用しました。 

地震については、以下のような複数のおよその目安をもって、わかり易いように、「元号(西暦年)」と「震央地名」を用いるなどにより命名しています。

1.地震の規模が大きい場合  陸域: M7.0 以上(深さ100km 以浅)、かつ最大震度5 弱以上  
    海域: M7.5 以上(深さ100km 以浅)、かつ、最大震度5 弱以上または津波2m 以上

2.顕著な被害(全壊100棟程度以上など)が起きた場合

3.群発地震で被害が大きかった場合

気象庁「地震について」
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq7.html#18 

今回の熊本はすべてにあてはまります。特に群発地震が今でも頻繁に起こっております。

(お住まいの皆さまの不安を考えると、胸が苦しくなります)

「元号(西暦年)」と「震央地名」ですので、今回は「平成28年(2016年)熊本地震」 となっています。

東日本大震災の正式名称は別にあります

では2011年東日本大震災は「元号(西暦年)」と「震央地名」じゃないよね、と思われるかもしれません。

2011年3月11日の16:40に気象庁は「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」、英語名は「The 2011 off the Pacific coast of Tohoku Earthquake」と命名しました。

▽気象庁のサイト
平成23年3月11日14時46分頃の三陸沖の地震について(第2報)

この地震によって引き起こされた災害に対して、4月1日日本政府は呼称を「東日本大震災」にすることとしました。その後メディアでも「東日本大震災」が使われるようになります。

東日本大震災の時は、3月11日の気象庁の発表から4月1日の政府の呼称発表まで、様々な名前が使われていました。東北関東大震災というのもあったc57e71aa71e9b48ceaa4ace3cd181f1f_sような。
 

名前よりも人命が大切なのはもちろんです。

ただ震災の記録をきちんと残し、次につなげることを考えると、気象庁に上げた「名称を統一することにより応急対策活動等に資するとともに、将来に記録しておくべく資料として記憶に残す」点は大切な視点だと考えます。














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