2016年4月26日の岩手県大槌町。

2011年5月、最初に大槌町に入った日も、この丘から町を見ていました。

あれから5年。

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この町のマップは去年も見た気がする。いつ、こうなるのかな。

2015年8月9日の町長選挙で当選した平野公三町長が復興計画の見直しなども行っているので、慎重に進められているのかもしれません。

NHK2015年12月6日(日)

大槌町復興関連情報


町のルートマップ。

こちら旧町役場

壁に大きな穴が

時計の針は、昔は3時台だったはず。5年がたって錆びたりと弱くなっているのかも。

町のはずれにあるショッピングセンターマストの中の一頁堂書店で「色」を取り戻す

大槌町出身の知人が大槌町が失ったものは「色」といっていた言葉を思い出します。

山の緑、こんこんと湧き出る湧き水の透明な青、海の青、色とりどりの屋根。

それが一瞬にして、灰色の町となってしまった、と。

2012年にその話を聞いて、2015年の今、私の印象では町はまだ灰色のまま。

町のはずれにあるショッピングセンタ-マストに行って、一頁堂書店さんに行くとほっとするのは、一歩外に出ると広がる風景とのギャップからなのかもしれません。


大槌商工会女性部が作った七宝まりが飾れていました。春の訪れを感じます。

町の本屋をなくしたくないと、サラリーマンだった木村薫さんが始めた書店です。

入口の一番表に震災関連本が置かれていました。

「一番目立つところには、売れ筋のものを」というアドバイスもあるそうですが、震災関係の本はこの土地にいる本屋として置き続けると木村さん。



おおつちの宝っ子のコーナー

絵本と学参も充実しています。

これも大槌町の子どもたちのことを考えてのこと。





お客さんが来ることに、レジでは名前で呼びあっている。

ジャージ姿の中学生が車の雑誌を読んでいるのは大人の階段を上っているのかな。

ねじり鉢巻のお父さんが本を持ちながら「いやぁ、見つかっちまったか」と笑っていた。俺が本なんて買うなんておかしいと思われっぺというような感じ。

でもここは家ではなくて、本屋さん。

絶妙な距離感がある。

だから、居心地がよいのだ。

大槌関連の本が充実

本を買ったら、チラシが入っていました。

大槌関連書籍の紹介がされています。



チラシに書かれている本を紹介します。e-hon経由でお買い求めいただけます。My書店を一頁堂書店にしてくださいね。

がんばっぺしおおつち/伊藤洋子 (3,086円)*自費出版
 【関連記事】等身大で被災地伝える写真集 岩手県大槌町 伊藤陽子さん

大槌夢幻/藤枝宏 (3,024円)
 【関連記事】写真集「大槌夢幻ゆめまぼろし」






大槌町震災3年目の365日/東野真和/大槌ぶんこ(1,944円)





生きた証/小林幸子・小畑太刀/大槌ぶんこ(1,620円)
【関連記事】犠牲者録、16年度に冊子化 大槌、生きた証プロジェクト

吉里吉里カルタ/明治学院大学ボランティアセンター(2,500円)
【関連記事】吉里吉里カルタ、方言の味 明治学院大の学生、復興後押し 文化聞き取り、次世代へ

e-honで買うの大変、という方がいらっしゃいましたら、直接お店にオーダーしてみてください。送料はかかっちゃうと思いますが、流通していない本もあります。そうなると送料もかかるので、それはご愛嬌ということで。

電話・Fax 0193-42-4189
Eメール ichipegedo@train.ocn.ne.jp

*発注は電話、Fax、Eメールで
*発送は宅急便、代引き(クロネココレクト)が使えます

震災当時0歳の子が高校を卒業するまで

チラシの後ろに店主の木村かおるさんからのメッセージが書かれていました。


ご紹介します。
一頁堂書店は、おかげさまで2015年12月22日に開業4周年を迎えました。

東日本大震災前は全く違う業界の会社員でしたが、震災により会社と自宅を失いました。地元大槌に残る決意をし、家内とともに書店を開業。私ども夫婦だけでなく、スタッフ全員が書店での勤務経験がない中で始めた書店です。

開業当初は、スタッフ全員、頭から湯気を立てながら(?)、狭い店内を夢中で駆けまわっていましたが、少しずつ周りを見ることができるようになると・・・見えてきました。小さなお子さんが絵本を両手で大事そうに抱いて帰る姿、津波で流された大切な本をもう一度手に入れて喜んでおられるお客様の姿、店内で久しぶりの再会を喜ぶ方々の姿…。不慣れなためお客様にご迷惑をおかけしているにもかかわらず、「大槌に本屋があってよかった。ありがとう。」というお言葉をたくさんいただきました。この言葉を胸に刻み、「地元の書店」として日々元気に頑張っております。

また、一頁堂書店は、利益の一部から、震災や病気などで親を失ったお子様に、一頁堂書店専用図書券を差し上げる取り組みをしています。2015年11月、その第4回目をお配りしました。

震災の年に0歳で親を亡くした子もいます。震災当時0歳の子が高校を卒業するまでの18年間、その図書券をお渡ししながら書店を続けることが私どもの目標の一つです。

一頁堂書店 店主 木村薫 
 



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