今年2016年1月29日に発行された『ささえあう図書館~「社会装置」としての新たなモデルと役割』の最後の章を書かせていただきました。

被災地の人たちをささえる移動図書館プロジェクト
自然災害、無縁社会など、日本社会が直面する課題に向き合う


と題して書きました。

図書館に行こうと思っても、行けない人がいます。仕事が忙しくて・・・という方もいるでしょう。

体が不自由な方、障がいがある方、介護をしている家族など、外に出たくても出られない方がいます。そして課題を抱えている方こそ、生きるための情報を必要としています。

インターネットで検索をすることもできるかもしれません。それにプラスして、出典先の分かる、本から得る情報も一緒に得られると深い理解が得られるのではないでしょうか。

2010年は無縁社会という言葉が流行しました。そして翌年2011年の東日本大震災が起きると「絆」という言葉が叫ばれました。

外に出ることが難しい方のそばに行く移動図書館という形は、顔を合わせる機会となります。またその方たちが必要としている情報を知ることで、図書館を越えた関連部署と連携をして課題解決に向けて動けるかもしれません。

そんな思いを込めて書きました。
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目次

まえがき 青柳英治

序 章 「ささえあう図書館」とは 青柳英治

第Ⅰ部 利用者が図書館をささえる
第一章 市民とともにめざす「読書のまち 恵庭」 内藤和代
第二章 離島の小さな図書館にできること―海士町中央図書館の歩み 磯谷奈緒子
第三章 支え合う社会をめざして―働く人々の今を支え、歴史を未来に伝えるエル・ライブラリー 谷合佳代子

第Ⅱ部 図書館が利用者をささえる
第四章 図書館は社会のセーフティネットになっているか?―「課題解決」型の図書館の視点から 小林隆志
第五章 中之島図書館のビジネス支援―多くの人たちに支えられた11年の軌跡 藤井兼芳
第六章 会員制ビジネスライブラリー「BIZCOLI」の挑戦―利用者を支える図書館のデザインと実践 岡本洋幸

第Ⅲ部 図書館を利用者に届ける
第七章 視覚障害者の読書をささえて―日本点字図書館の活動 田中徹二
第八章 「癒しと情報」の館やかた=患者図書館―患者の視点に立ったサービス活動 菊池佑
第九章 矯正施設の「読書」をささえる図書館サービス 日置将之
第十章 被災地の人たちをささえる移動図書館プロジェクト―自然災害、無縁社会など、日本社会が直面する課題に向き合う 鎌倉幸子
    
終 章 「社会装置」としての新たなモデルと役割の可能性  青柳英治

あとがき 岡本真
執筆者紹介
索引








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